Story in My Hands

ミニチュアフード / ドールハウス / 旅記録

【Paramore】ヘイリードール ①

アメリカのロックバンドParamoreの人気曲の一つ、Still Into You

この曲のMVのHayley Williamsが可愛くて可愛くて、一目見た時から「いつかこのヘイリーのドールを作りたい!」と思っていた。念願叶って、5年越しに作り上げることができたので、その制作過程を綴ろう!

 

"Cry hard, dance harder"

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(1/12スケール、台座 : 直径12cm)

 

オマージュしたMV「Still Into You」

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MV : Paramore: Still Into You [OFFICIAL VIDEO] - YouTube

 

ちなみに…

ドールフィギュアの違いとは?

ドールは遊ぶ為の人形。フィギュアは元にあるものを模した造形物で、人間でも動物でも乗り物でも、何でもいい。
つまり実用か観賞用かどうか。でもフィギュアはそもそも日本独自の漫画やアニメ文化などから生まれた名称なんだそう。最近はフィギュアも動かせたりカスタムできるものが増えているから、将来的にはこの分け方自体なくなるかも…とのこと。
ちなみに海外では全部ドール(動物はanimal doll)扱いで、他にスカルプチャ(sculpture=彫刻)とも呼ばれたり。

 

私の作ったのは一応フィギュアだそう() でも私はドールハウス製作の派生で人物造形に挑戦し始めたので、文中ではドールで統一させてしまう。

 

まず粘土選び

普段私が使用してる粘土は樹脂粘土といって、空気にさらすと、ものの数分で硬化が始まってしまう乾燥粘土。その上硬化後に縮小する。食べ物とか小さいものなら大丈夫でも、これで人間や動物の造形は無理!…ということで新たに粘土選びから始めた。

 

ドール作家が主に使用する粘土は2種類

オーブン粘土 スーパースカルピー

  • 成形後オーブンで焼けば直ぐに固まる
  • カチコチに固まるので、細かいパーツ(手など)はヤスリ掛けが難しい
  • 割れた場合は粘土で修復して焼き直すか、接着剤で補強するしかない
  • 粘土自体が肌色だが、1/12サイズのドールだと透け感がありすぎるので着色が必要 

石粉粘土 ラドール

  • 自然乾燥で硬化。水で濡らせばある程度硬化を防いだり、再形成が可能
  • 耐性はオーブン粘土に負けるが、乾燥後にヤスリ掛けしやすい
  • 割れた時は水を加えてペースト状にした粘土で修復が可能
  • 石粉粘土の中ではキメが細かいが、オーブン粘土と比べると繊維質なのが難点

今回私は1つめのスーパースカルピーを選んだ。人間の造形は初挑戦だったから、乾燥を気にせず好きなだけ時間をかけられるのが大きくて。

 

それから粘土ヘラ!

普段粘土でフードばかり作っている私は、爪楊枝やピンセット、カッターなどでテクスチャをつけていたけど、それだと余計な跡がついてしまうので、金属製のヘラを購入した。

そこそこお値段もするし、幼稚園の時のプラスチックのあれを思い出して「ヘラなんて…」と思ったけど、的確な場所に力が集中して、思い通りのテクスチャがつけられる粘土ヘラは優秀だった!

 

制作開始

はじめに針金で人体の骨格もどきを作り、胴体を粘土で形作り、そこから手足を生やしていく方式で作っていく…

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なんか… シュール……

本当にこれでいいのか。行き先が不安。

1/12サイズは日本のフィギュアとほぼ同じだけど、フィギュアのアニメ顔は顔の彫りや目や鼻の大きさが参考にならなかった。かといって球体人形とかだと作品自体が大きいから、このサイズではそこまでの作り込みはできない。作り方で参考にするものが少なくて苦戦した。

 

やすったり…削ったり…

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サーフェイサーを適宜吹きながら。 

サーフェイサーは粒子レベルまで細かくされたパテの様なもの。これを吹くことで、細かな凹凸が滑らかになる。またマットで不透明なので、下地材としての役目も持つ。発色の為にも絶対に使ったほうがいい。作品のレベルが桁違いに上がる。

ここで初めて気づいたけど、硬化したスカルピーは固すぎて、力が入ると細かい部分はすぐに折れる… 磨く作業はある程度のところで妥協せざるを得なかった。うーん。次回への課題にする。

それにしても、初めてなのによくもこんな、明らかに作りにくそうあらゆるところが折れそうなポーズに挑戦したな…(実際色んなとこをボキボキ骨折しまくった。ごめんヘイリー)

 

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彼女が履いていたドクターマーチンも再現。

 

塗装

フィギュアでよく見る肌のビミョーな透け感、あれはおそらくエアブラシで透明塗料を吹き付けて出来ているので、今回は無理。初挑戦にして高いエアブラシまでは揃える気になれなかった。筆でアクリル絵具をベタ塗り。

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「目が描きたい!」という超勝手な希望で開眼させてみたものの、元々このポーズは歌いながら踊っているシーン。やっぱり不自然すぎた……ので閉眼させた。色々ごめん。

 

背後の髪もちゃんとオレンジピンクに分けて着色。

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Paramoreを聴こうか。

 

着色したボンドでタイツの模様を描く

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オプションの小物を持たせたり食べさせたりして遊べるよ!!!

 

ドール完成

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ちゃんと人間になった!!!

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瞼にアイシャドウを施したり、唇にグロスを塗ったり、本当に化粧させてるみたいで楽しかった。 (本物の化粧品は使ってません)

 

ドールが完成したので、次は舞台作りに行きます!

②に続く 

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